重機回送運転手に向いている人、適性

記事更新日:2022/09/26

様々な工事現場や土木作業現場などで利用される重機ですが、これらはもちろん、作業終了後には所有者などの倉庫へ回送していく必要があります。そして、当然のことながら、これらの重機は一般の公道を自走して帰っていくことができません。そこで必要となるのが今回ご紹介する重機回送運転手なのです。ではこちらの重機回送運転手になるにはどのような適性を持っていると良いのでしょうか。今回はこちらの重機回送運転手の仕事に就くに当たっての適性、というテーマでお送りしていきます。


そもそも重機回送運転手とはどんな仕事?
そもそも重機回送運転手とは、どの様な仕事なのでしょうか?
こちらのお仕事は土木作業現場や工事現場などで使われる、いわゆるユンボなどの重機を、作業終了後に所有者のもとへ回送させる仕事となっています。
似たような仕事に大型車両回送運転手という仕事がありますが、重機は大型車両のように自走して帰っていくことができませんので、原則としては重機運搬車を用いて回送作業をに従事することになります。
ではこちらの仕事に就くに当たっての適性としてはどのようなものがあるのでしょうか。順に見ていきましょう。

重機に関する専門知識を持つ人


やはり重機を扱う仕事ということで、それぞれの重機に関する専門的な知識を持つ人というのがこの仕事には求められます。


特に重機運搬車に積み込みを行う際にもある程度重機を操作することができなければほとんどのケースでは仕事になりませんので、重機に関する専門知識と合わせて、最低でも重機を移動させることができるくらいの技能を持っていなければこの仕事は務まらないと言っても決して過言ではないでしょう。


そういった部分を考えると、前職で重機の運転を含め、重機に関わる仕事をしていた人のほうがより回送運転手には向いているのかもしれません。


安全に移動が出来る人


また、こちらの仕事は公道を走ることになるものの、非常に大きな車両を動かす事になります。


さらに重機運搬車に重機を積んだ状態で走るわけですから、非常に安全対策の重要度が高い仕事となっています。万が一行動を走っている時に一般車両と接触などしてしまっては、普通乗用車の場合は特に大惨事に繋がってしまいかねません。


万一そうなると普通乗用車と重機運搬車では大きさもパワーも全く違いますし、また、大型車両ということで公道をふさいでしまい、後続車両の通行に影響を及ぼしてしまうなど、総合的に取り返しのつかない事態に発展する可能性が非常に高いため、安全対策をきちんと行うことができるというのは最低限の適性です。


特に安全確認をアバウトに行ってしまうような「クセ」がついてしまっている人に関しては、あまりこちらの仕事に向いているとは言えないでしょう。


もちろん、仕事に入る前には初期研修などとしてこういった安全対策についても研修を受けることが可能という仕事場がほとんどですが、ある程度自助努力として安全に重機を回送することができるくらいの知識と経験を持っている人の方がよりこちらの仕事に向いているといえるでしょう。


次の人の為の1アクションを起こせる人


今回ご紹介する中では最後の適性となるのですが、こちらは運転技能や知識の問題以前の意識の問題として、次の人のための1アクションを起こせる人、というのが求められるのではないでしょうか。


というのも、回送していく重機はほとんどの場合、あまり時間を空けることなく次の現場に出動していくことになります。ということは、回送運転手が重機を扱った後、すぐに他の人がその重機を利用するという事に他なりません。


そういったことも考えて、細かな部分ではありますが、次の人がスムーズに重機を使えるようにできる範囲で安全確認をしたり、もしくは状況を整えておくなどの1アクションを起こせる人であれば、採用側としても非常に色よい返事をしやすいのではないでしょうか。


まとめ


いかがでしたか。今回は重機回送運転手に向いている人はこんな人、というようなテーマでいくつかの具体例も交えながらその適性について紹介してきました。重機に関する専門知識や安全配慮などが求められることがわかりました。


この記事の監修・著者プロフィール(株式会社シン・ノルワークス 編集部)

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