ごみ回収ドライバーの給与事情

記事更新日:2023/10/13

「ごみの回収ドライバーってどんな仕事なんだろう」「お給料は大体どれくらいなんだろう」一口にドライバーの仕事と言っても様々。
しかも資源ごみのトラックドライバーは、一般的なトラックドライバーとは少し異なる特殊なお仕事。
という訳で今回は資源ごみ回収ドライバーの仕事内容や給与事情を、筆者の体験談を踏まえて詳しく説明していこうと思います。


ごみ回収ドライバーの仕事内容

 

ごみ回収ドライバーにも種類があります。まずは一般の家庭ごみを収集するドライバー。こちらは区域を任され、地図上のゴミ集積場を時間内にくまなく回って回収するのがお仕事。筆者は北海道札幌市でこの仕事をしていましたが、ドライバー自らが地図を回っていく順路を決めて、助手を1〜2人乗せて各集積場にあるごみを回収していくというもの。
札幌市の場合だと、有料ごみ(生ごみなど)、プラごみ、ビン・缶、紙…などにわかれておりごみの種類によっても仕事のキツさはかなり変わります。特に有料のごみ袋にはパンパンに詰める方が多いため非常に持ちにくく重い上に、プレス車やパッカー車などでごみを潰すと中の汁が飛び出し、かかってしまうことも。夏場の生ごみはかなり覚悟が必要です…!
次に、企業等を回るドライバー。こちらもごみの種類でキツさは変わります。やはり飲食店の生ごみが一番キツかった…80リットルポリバケツに並々の液体が入っているごみなんかは、気を付けて持ち上げなければすぐにぎっくり腰になってしまうでしょう。

どちらも、高級住宅街などのマナーの良い地域や、比較的楽なごみの種類の日だと、拍子抜けしてしまうくらいに仕事が早く終わることもあります。

 

ごみ回収ドライバーの給与事情

 

おそらく、世間一般には「キツい、汚い、危険な所謂3K仕事だけど給料は高い」という風に認識されているごみ回収ドライバーだが、これは半分正解。あくまで筆者の実体験という事で、北海道札幌市の場合ではありますが、公務員でごみ回収のドライバーをしている人はかなり収入が良い。そして比較的楽。何故なら、筆者が仕事をしていた下請けの清掃会社にはキツイ現場をどんどんやらせ、自分たちは楽で綺麗な現場を率先して選んでいるからである。さらに下請け会社がその予算をケチり人員を増やさずに仕事量だけ増やしている場合などは「下請け会社の仕事量は倍、給料は半分」というのも珍しくない。

筆者の場合、4年ほど仕事を続けていたが、給料の上がり幅はなんと年200円(!)、手取りは17万程というかなり厳しいモノであった。

しかしながら、それはもう5年近くも前の話であるし現在は少しずつ給料は上がっているという事らしい。実際に2023年現在、札幌で同じ求人を調べたところ基本給で21万と当時より2万円程上がっていた。

もちろん、優良な会社であれば無茶な仕事量に雀の涙な給料という事はないので地域や会社による。首都圏であればドライバーは基本給30万円からスタートという会社もあるので、入社する会社の見極めが一番重要かもしれない。

ごみ回収ドライバーは、特に首都圏などであれば小さめなトラックで収集することも多いので、大型免許を持っていない場合でも(中型8tなど)仕事ができるというメリットはあるが、会社をじっくり選ばないと、かなりキツいのにあまり給料は上がらないなんて事もあるので、そのあたりを意識して探してみると良いかもしれません。

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