【トラックドライバーはきつい】は昔の話|労働環境は改善されています

記事更新日:2023/12/06

トラックドライバーをやってみたいけど、自分にもできるかな?
と、思っている人も多いでしょう。

トラックドライバーは”きつい”というイメージがありますが、会社選びさえ間違えなければ誰にでも続けることができます。
車の運転ができて健康であれば、特別なスキルも必要なく、気軽にはじめられるのが、トラックドライバーです。

トラックドライバーに興味があるけど、なんとなく大変そうだからやめておこうかな?と思っているあなたの不安が、この記事を読むことで解消されます。


なぜトラックドライバーは”きつい”と言われるのか?

 
20年以上前、トラックドライバーのような労働集約産業は、長時間労働とキャパシティオーバーな仕事を根性でこなすことによって、企業は利益を最大限に上げていました。
もちろん労働基準法違反、サービス残業やパワハラだらけのブラック業界でしたが、従業員の給料も高かったです。
 
長距離トラックの場合、拘束時間が長いため毎日家に帰れない
仕事中の大半を車内で過ごすため、運動不足や腰痛などになりやすい
荷物の積み込み・積み下ろしを、手作業でする場合があり、かなりの体力が必要
貨物を決められた時間に届けなければならない、無駄な納品待ち時間が発生する
トラックが事故を起こした場合被害が大きくなるため、運転に神経をつかう
土日・祝日は関係ない会社もあり、家族や友人と休みが合わなくなる
積載オーバーの状態で運転をさせられる
 
このような事が原因で、当時のイメージが強く残っているようです。
 

労働環境を改善して、ホワイト企業に変わっていく業界

しかし、今の業界の流れは、2024年問題にも見られるように
長時間労働の改善
適度な仕事量
サービス残業の禁止 
女性トラックドライバーの積極的採用
   
など、ブラック企業というイメージを払拭しなければ、人手不足が解消されないからです。
労働環境がよくなった反面、従業員の給料は昔より下がってしまいましたが、普通に生活するには問題ありません。
 

それでもトラックドライバーがキツイと思ったときの対処法

労働環境が改善されているとはいえ、”きつい”は個人の感想であり、まだまだ改善されていない会社もあるため、ここでは多くの人が”きつい”と思うこと、その対処法を説明します。
 

拘束時間の問題

長距離運転の場合はどうしても避けられない問題なので、発想を転換し、その土地の”食や文化”を楽しみましょう。
中距離や宅配ドライバーであれば、毎日家に帰ることができます。

運動不足の問題

休憩時間には車から降りて、軽い運動をしたり、休日にウォーキングやストレッチなどをしておくと、かなり効果的です。

手積み手下ろしの問題

トラックドライバーの中でも一番に”きつい”と言われる問題で、対処法は体力をつけるしかありません。自信のない方は避けたほうがいいです。

納品待ちの問題

納品先によっては、時間どおりに到着したにもかかわらず、2時間以上納品を待たされる場合があります。納品先のスペースの問題や荷受けする人員の問題などで無駄な待ち時間が発生しているのが現状です。
場合によっては、商品の陳列や値札のはりつけ作業を、無償でやらされている運送業者もすくなくありません。
 
こうした荷受け企業の都合で発生している無償労働を、国土交通省も懸念しており、悪質な場合は荷主名公表の対象としています。

国土交通省トラック運送業の現状等について


荷受け企業の言いなりになっている会社も、さけたほうがいいでしょう。


女性も活躍できるトラックドライバー

女性にとってトラックドライバーは、きつい仕事だと思う方もいるかもしれません。
たしかに力仕事は向いてないかもしれませんが、女性ならではの接客や気遣いが評価されています。
力仕事が少なく、拘束時間も短い宅配やルート配送なら家事や育児、介護と両立しながら働くことが可能です。

国土交通省も、女性のトラックドライバーを推進しているので、今後もっと働きやすくなっていくでしょう。

国土交通省トラガール促進プロジェクト

 

トラックドライバーに向いている人

車を運転するのが好き(苦にならない)
体力に自信がある
なるべく人とコミュニケーションをとりたくない
 

会社選びに失敗しないために、気を付けるポイント

多くの企業は、労働環境の改善に取り組んでいますが、以下の会社は気を付けたほうがいいです。
運ぶ荷物や場所が毎回違う
個人事業主として契約させられる
あくまでも目安ですが、頻繁に荷物や場所が違う場合、2次請け、3次請けの仕事をしている場合があり、個人事業主で働くと、労働時間の制限がなくなる場合があります。
 
どちらも給料面でマイナスになるので、なるべく避けたほうがいいです。
 

トラックドライバーになって、安定した生活を手に入れよう

特別なスキルがなくても始められる仕事の中で、トラックドライバーは特に給料が高い職業です。興味がある仕事があれば、勇気をもって問い合わせしてみましょう。
定職につくことで生活が安定し、心身ともに余裕ができます。
意外とやさしい人が多い業界なので、心配はいらないですよ。
 

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