大型トラックドライバーの免許や給料事情は?

記事更新日:2024/01/10

2024年問題で大きく注目を浴びることになった大型トラックドライバー。国の改革で時間外労働の規制を行うため、体力仕事というイメージは薄れつつあります。しかし実際の仕事内容や給料が気になる人は多いはずです。
今回はそんな大型トラックドライバーの給料や魅力について紹介します。運転手に必要な免許・資格も紹介するので、転職の参考にしてください。


気になる大型トラックドライバーの給料は?他のトラック運転手より高い!?

大型のトラックドライバーの給料は、トラック業界の中でやや高めです。
しかし経験を重ねるごとに大きく給料がアップするわけではありません。
この章では大型トラックドライバーの平均年収や給料アップの方法について解説します。

大型トラックドライバーの平均年収は約477万円

厚生労働省によると、令和4年の大型トラックドライバーの平均年収は約477万円でした。
中小型トラックドライバーの平均年収は約438万円なので、ドライバーの中ではやや高めの収入です。

高めの給料をもらえる要因として、長距離移動や高い運転スキルが必要であることがあげられます。
ドライバーの中には、運転スキルが向上したという人も多くいらっしゃいます。

大型トラックドライバーの給料アップには資格取得と長距離移動がおすすめ

給料をアップさせるなら、長距離移動で夜間勤務を行うのが手っ取り早いでしょう。
通常勤務に比べ、25%割り増しされた深夜手当をもらえるからです。

他にも資格や業務に付随した免許を取得することで、給料アップが見込めます。
大型トラックドライバーの免許については、本コラムで詳しく説明しているのでぜひ最後までご覧ください。

大型トラックドライバーはきつい?魅力や運転手の仕事内容を紹介!

近年のトラック業界は2024年問題も重なり、深刻な人手不足に直面しています。
そのため多くの企業で労働環境の改善に努めているのです。この章では大型トラックドライバーの魅力や仕事内容を紹介します。

大型トラックドライバーがきついと言われる理由は?

トラックドライバーは「体力的にきつい」というイメージを持つ人が多いでしょう。その主な理由は以下の通りです。


  • 長距離移動のため、日帰りできない日がある
  • ・拘束時間が長い
  • ・ライフワークバランスが取りづらい

実はドライバーには時間外労働の規制がありません。
しかし2024年6月より時間外労働の上限が960時間の規制がかかるのです。

また運送業界では拘束時間が長くなる荷待ちや積み込み作業の時間削減に努めています。
今後はより良い労働環境へと改善されていくでしょう。

大型トラックドライバーの魅力は需要の高さと1人の時間の長さ

大型トラックドライバーは業務中に1人でいる時間が多くを占めます。業務中にコミュニケーションをとる相手の多くが配送先のお客様です。そのため他業界と比べて人間関係に困ることもありません。

また深刻な人手不足のため、大型トラックドライバーの需要が高まっています。国の政策で労働時間の規制が行われるため、「きつい仕事」というイメージも払拭されるでしょう。

大型トラックドライバーの主な仕事は貨物の輸送・集荷・荷下ろし

大型トラックドライバーの主な仕事は輸送だけではありません。集荷で荷積みをしたり、配送先で荷下ろしをしたりします。また配送先のお客様と信頼関係を築くことも業務の1つです。

荷積みや荷下ろしではフォークリフトをつかうことがあります。より重い荷物を運べるようになり、収入アップも期待できるのです。必須免許ではありませんが、取得することをおすすめします。

大型トラックドライバーになるための免許は?けん引免許や二種免許は必要か?

ここまで大型トラックドライバーの給料や魅力などを紹介しました。
この章では大型トラックドライバーに必要な免許や、取得すると便利なおすすめの免許を紹介します。
免許を取得するための支援制度についても解説するので、ぜひご覧ください。

大型トラックドライバーに必須の免許は大型の一種免許

大型トラックドライバーに必須の免許は「大型自動車第一種免許」です。
二種免許はバスのような大型の営業車両を運転する場合に取得してください。

大型免許の取得には以下の条件を満たす必要があります。


  • ・満21歳以上
  • ・普通または大型特殊免許を取得して3年以上経過(免停期間は除く)
  • ・視力が両目0.8・片目0.5以上、深視力検査で誤差が平均2cm未満
  • ・信号の色を区別でき、警音器の音が聞こえる(10mで90dBの大きさ)
  • ・運転に支障をきたす身体障害がない

AT限定の普通免許を持っている人は大型免許の取得に35万前後の費用がかかります。普通免許を取得しているため、学科試験はありません。

取得すると便利な免許はフォークリフトやけん引免許

取得すると便利な免許や資格は以下の通りです。

  • ・フォークリフト運転技能者
  • ・けん引免許
  • ・危険物取扱者
  • ・運行管理者

特に運行管理者はドライバーとしてステップアップするのに役立ちます。事務所での内勤業務も担うため、さらに仕事の幅を広げたい人におすすめです。

未経験でも安心!大型トラックドライバーの免許支援制度

トラックドライバーの人手不足により、多くの企業で免許や資格取得のための支援を行っています。
30万円を超える大型免許の取得費用を全額または一部、会社が負担してくれるのです。

企業によって支援制度の仕組みは異なります。
どの免許が支援対象で、負担額がどれくらいなのか求人やホームページで事前に調べてください。


まとめ

今回は大型トラックドライバーの給料や魅力、必要な免許について解説しました。
トラック業界では多くの会社が支援制度を設け、働きやすい環境作りをすすめています。

大型トラックドライバーの人手不足も深刻化しており、ドライバーの需要が高まっているのです。
ぜひこの機会に、大型トラックドライバーにチャレンジしてみてください。

 

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