ルート配送が「やめとけ」と言われる理由とは?向いている人や仕事内容も解説

記事更新日:2024/06/03

比較的ルーティン化された業務で、体力仕事もあるルート配送。
「やめとけ」という声もあることから、不安に思っている方も少なくないでしょう。
ですが、女性が働きやすい環境も整備されつつあり、ルート配送に向いている方もたくさんいます。
今回は、ルート配送がやめとけといわれる理由や、向いている人を詳しく解説します。


ルート配送が「やめとけ」と言われる理由とは?向いている人や仕事内容も解説

ルート配送の仕事内容とは?

 

ルート配送とは、特定の日時とルートに沿って、店舗や事業所に荷物を配送・入荷する仕事です。
1日の仕事の流れとしては、出社後に車両点検と点呼、健康状態とアルコールチェックを受けることからはじまります。

配送ルートと商品を確認し、積み込み目的地へ出発。配送先に到着後、荷物の降ろしや、空になった容器やコンテナの回収も行います。
配送物は企業によって異なりますが、コンビニやスーパー、病院へクリーニング済み衣服などがあります。

配送先の店舗や時間が指定されるため、夜間の稼働もあります。
配送先から会社に戻ったあとは、業務報告と配送日報を記入するパターンが一般的です。
さらに翌日の仕事のために、車の整備や清掃を自身で行う場合もあります。

ルート配送はやめとけと言われる理由

ではどうして「ルート配送はやめとけ」といわれるのでしょうか?
具体的に以下のような理由が考えられます。

・荷物の積み下ろしなどドライバーへの負担が大きい
・単純作業でスキルが身に付きにくい
・朝が早い、休みにくいなどの待遇面
・会社によっては給料が安い

荷物の積み下ろしなどドライバーへの負担が大きい 

ルート配送ドライバーの仕事は体力を要します。
なぜなら荷物の積み下ろしや運搬はドライバー自身が行うためです。
重たい荷物を1日中扱うのは、体力的に負担が大きいでしょう。
特に腰や膝への負担が大きく、長時間の運転や積み下ろし作業による疲労を感じているドライバーもいます。
実際に求人情報や口コミでも、この体力的な負担が気になる声が見られるのが現状です。

単純作業でスキルが身に付きにくい

単純作業のルート配送は、他のスキルの獲得が難しい傾向があります。
常に同じ作業を繰り返すため、他のスキルを身につける機会が限られてしまう場合があるのです。
同じ作業や同じルートが続くことが苦手な方や、変化を求める方が「やめとけ」と発信している可能性もあります。

また、将来的にはAIやロボットに置き換わる可能性も考えられるでしょう。
ですがどのような仕事でも、スキルを身につけ自身の付加価値を高めることが可能です。

朝が早い、休みにくいなどの待遇面

納品量によっては、早朝から出勤することもネックとされる場合があります。
逆に、午後から出勤する場合は夜遅くまで働くこともあり、生活リズムが変わりやすい面もあります。
一般的な勤務時間とは異なり、8時30分出勤、17時30分退勤のような規則正しい生活を送ることは難しい場合もあるでしょう。

また体力的にも負担が大きく、業界用語で言うところの「何でも屋」です。
人員が不足している業界でもあるため休みにくい風潮があります。
さらに配送ルートも毎日変わる点も、きついといわれている理由でしょう。

会社によっては給料が安い 

ルート配送の平均年収は、日本の平均年収と比較して低い傾向にあります。
実際に、平均年収は約403万円のため、やめとけとの声が多いのでしょう。
たとえば正社員の場合は、月給で約34万円、初任給は約22万円が相場です。

また、アルバイトや派遣社員の場合、平均時給はそれぞれ1,071円と1,398円になります。
地域によって年収に差がありますが、300万円〜400万円程度が一般的です。
ただし、業種や勤務先によっては賞与や手当が充実している場合、年収400万円を超えるケースもあります。

ルート配送の仕事のメリット

 

ルート配送の仕事内容や「きついからやめとけ」という声を聞くと、デメリットばかりに感じるかもしれませんが、例えば以下のようなメリットもあるのです。
 
・仕事を覚えてしまえば楽な部分が多い
・走行距離が短め
・女性も働きやすい

仕事を覚えてしまえば楽な部分が多い

ルート配送は仕事を覚えてしまえば、楽な部分もあります。
なぜなら、配達先や配達コースが固定されているため、同じ道順で配達することも多いためです。
毎回、道順を覚える手間が少なく、未経験でも安心して働けるでしょう。

また、ルート配送の仕事は、同じことの繰り返しも多く、決して難易度が高い仕事ではありません。
そのため一度要領を覚えれば、単純明快で業務できる場合もあります。
実際に慣れてくると、自由に休憩を取っている方や、仕事を早く終わらせているドライバーもいます。
 

走行距離が短め

ルート配送の仕事は、運転距離が比較的短いことが特徴です。
なぜならルート配送は多くの店舗に商品を届けることが目的のためです。
長距離を走る必要がありません。
そのため、中長距離トラック運転手と比較して運転距離が短い傾向にあります。

さらに配送エリアやルートが決まっているため、ルートを比較的早く覚えられるという背景もあります。
長距離の運転よりも、慣れた地域でドライバーとして働きたい人には最適でしょう。

女性も働きやすい

ルート配送の仕事はひとつひとつの荷物が比較的小さいため、女性でも運びやすいといえます。
仮に重い荷物を扱う場合でも、近年のトラックには電動リフトが備わっているため、女性でも心配ありません。

さらに残業が少なく、勤務時間が比較的安定しています。
家庭との両立がしやすいため、育児中の女性でも働きやすい環境が整っているといえます。
最近では運送業界でも、女性が安心して働けるよう、託児所や手当を整備する企業も増えています。

ルート配送の仕事に向いている人

ルート配送は比較的仕事を覚えやすく、女性でも働きやすい仕事です。
では具体的に、どのような人が向いている仕事なのでしょうか?

 
・体力のある人
・仕事の中で人と関わるタイミングを減らしたい人
 

体力のある人

体力と腕力に自信のある人に向いています。
なぜなら、荷物の積み下ろしや運搬作業が日常的に行われるためです。
最低限の体力がないと、きついと感じるでしょう。
実際にルート配送が体力的にきついと感じている方は、荷物の積み下ろしがきついと感じている傾向です。
徐々に慣れるとは思いますが、ルート配送は自由に休みをとりづらい環境です。
そのため、ミスや迷惑をかけないよう、最低限の体力は必要でしょう。
 

仕事の中で人と関わるタイミングを減らしたい人

人とのコミュニケーションを好まない方は、この仕事に向いているといえます。
なぜなら自分1人で配送先まで運転するため、業務中の大半は人と関わりません。
人づきあいが苦手で、他人と積極的に関わるより黙々と働きたい方に適しているでしょう。
音楽やラジオを聴きながら車を運転している方もいます。
人との交流を最小限に抑えながら、効率的に業務したい方には、魅力的な仕事といえます。

まとめ

ルート配送はスキルの上がりづらさや、高収入ではない点から「やめとけ」といわれることもある仕事です。
ですが、比較的体力が不要な点や、業務の覚えやすさがメリットになる場合もあります。
近年では女性が働きやすい環境になるよう、国や企業が尽力している仕事でもあります。
もし「ルート配送はやめとけ」との口コミが気になる場合は良いと思える条件の求人が見つかるまで探しましょう。

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